Justin Timberlake : Justified
ARTIST / Justin Timberlake
TITLE / Justified
LABEL / jive
DATE / 2002
TITLE / Justified
LABEL / jive
DATE / 2002
昔友人に顔が似ている人がいた。最近(2006年10月現在)新譜がでるとかいうので、この外す事のできない色男1st。PVのマイケル並みの機敏さと音楽との適合性をみせた男版のポップイコンは*NSYNCから抜け出して先端のプロデューサーをバックに資本力を見せ付けます。この盤は世界で700万枚売れたというから驚愕するしかない。The Neptunesに加え、ウタダさえ手に手をとったTimbalandというアメリカのセレブリティかつ実力派が手がけたというだけあって当時の最高の洗練を発揮する。M10ではJanet Jacksonまで連れ込むのであるからその色男ぶりは両刀である。決してよい声というわけではないが、ファルセットという武器を与えられ貴公子は貴公子としての感情を与えられる。変な声では貴公子は生存できないのである。その意味ではThe Neptunesの手法というのは相応しい気がする。これだけシングルカット級の楽曲をそろえてくると700万の大衆がそれに手を伸ばすというのはある種の必然である。M1、M2、M6、M8、M11、M12などはかなり快である。個人的にThe Neptunesのリズムが好きだが、はっきりいって方法論は革新的とはいえワンパターンである。Timbalandのトラックはスタンダードを作る気がまったくないひねくれたものであり、現在のアメリカポップを狂った方向に導いた彼の功績はでかい。数曲含まれる糞なバラードは置くとして(というかバラードで色男が踊れると思ってるのか?)、稀代の名盤になり損ねたのもご愛嬌、めっきり太ってしまったブリちゃんの元彼として、最高級のハンバーガーを陳列している。買え。