Jon Hassell : Dream Theory In Malaya
ARTIST / Jon Hassell
TITLE / Dream Theory In Malaya
LABEL / edithions EG
DATE / 1981
TITLE / Dream Theory In Malaya
LABEL / edithions EG
DATE / 1981
Jon Hassellはアメリカの音楽大学卒業後、ヨーロッパにいってKarlheinz Stockhausenとともに学んだつわもの、帰国後には当然のようにLa Monte YoungやTerry Rileyと交流するというあまりにも王道的展開を見せる、ポピュラー傾向の現代音楽とでもカテゴライズされるのだろうか、この盤でもまあ別に驚くに当たらないのだがBrian EnoとMichael Brookが参加しています、他にもEno関係の盤ではおなじみのDaniel Lanoisなど、まあその辺ですよね、アンビエント界隈とでもいうのか、この盤はパーカッションをEnoがやっていることからわかるようにビートがありますから趣が少し異なるが、他の盤はアンビエント色が強いみたい、トランペットが専門で、東洋西洋折衷主義という、この人の東洋趣味はEnoに影響を与えたそうです、この盤はセルフ・プロデュースですが、強い東洋趣味を伺えます、サンプリングなんかと共にトランペットが民族楽器のように響いていますし、パーカッションもエキゾチックです、方法論に縛られず独自の世界観を作り出しています、玄人好みですね、音に洗練があるかといえば疑問ですし、斬新さも20年以上たった今なかなか現代性を指摘しにくい、しかし世界観はかなり豊潤で構成力はさすがに専門的に学んだだけあって音がぶつからないぶつからない、ジャケの邪悪な青さには閉口しますが