Parker Paul : Wingfoot
ARTIST / Parker Paul
TITLE / Wingfoot
LABEL / jagjaguwar
DATE / 2001
TITLE / Wingfoot
LABEL / jagjaguwar
DATE / 2001
さて君はシンガーソングライター、ギターで行くか、それとも鍵盤でいくか、というところですよね、もうジャケが物語る全イメージ、まったくずれることのないイメージ、そうこれはまさに一人のウタ歌いの盤です、ありうる標準的な構成、適度に乾いたストリングスや控え目はパーカッション、おじさんのやや下手な歌が全面に浮かび上がり、間を埋めるようにギターがチョンチョンチョンと、困ったことにこの手の盤は別に何か言葉を添える必要はない、歌とはまさにかくあるべきであるし、音響とか変拍子とかテクスチャにアイデアを求める必要はない、違和感なくはナラティブと精神をドライブする個性を帯びていることが伝わればいい、というかそれが主眼でしょう、もちろん声が一種のテクスチャの役割を荷う場合もあるがこの盤はその種のナラティブとオサラバしているわけではない、世間にはテクステャとナラティブを両立させるという化け物じみた盤もあるが、それはいわゆる名盤といわれるものとなり多くのバリアント複製を生成することになる、しかし別に歌モノは自己完結していていい、後は好みの問題でしょう、だから聴かなきゃわからない、どうでしょう一枚