John Duncan : Da Sich Die Machtgier
ARTIST / John Duncan
TITLE / Da Sich Die Machtgier
LABEL / die stadt
DATE / 2003
TITLE / Da Sich Die Machtgier
LABEL / die stadt
DATE / 2003
TouchやStaalplaat、さらにはイタリアを拠点とする自身のレーベルallquestionsなどからリリースする、知ってる人にはツーカーな、実験音楽作家のDuncanさんです、短波ラジオを使ったり、フィールドレコーディングをしたり、生真面目なインスタレーションを行ったりと、いわゆる美術館に飾られる作家として機能していると思われます、お馴染みAsmus Tietchensさん(参考1、2、3)の声を加工してサウンドをつくっています、どうもそれにTietchensさん本人も加工を施して、さらにDuncanさんがという形だと思う、そこで完成して名義はDuncanさんのものになったという、はっきりいって全四曲中、三曲目以外はもはや声の原型はありません、一曲目のボリュームの起伏など睡眠にはまったく適さない程度の悪意を感じさせてくれます、多分マシンガンの夢を見ることができるでしょう、あるいは滝とか、轟音です、E. M. Cioranという人のテキストを読んでいるそうですが、そんなこと知ったこっちゃない、速度の変化した声たちは亡霊のようにうねりながら最高の一夜を演出してくれるでしょう、たくさん売れるはずもないので、1000枚限定の(それでも多い気がするが)崇高な一枚