V.A : The Myths Collection Part Two
ARTIST / V.A
TITLE / The Myths Collection Part Two
LABEL / sub rosa
DATE / 2000
TITLE / The Myths Collection Part Two
LABEL / sub rosa
DATE / 2000
sub rosaはこのようなある種辺境の音楽シーンを総括するようなコンピをよく出します、現在では神話として語り継がれるとでもいうのでしょうか、一曲目は70年代後半からアメリカニューウェーブシーンにおいて重要な位置を占めたTuxedomoonのメンバSteven Brown、二曲目はオーストラリア出身の元精神病院看護士Graeme Revellを中心とし、既成の価値観にアンチを食らわすカルト集団SPK、三曲目はDavid Tibetを中心とし、イギリスの、儀式的ゴシックを掲げた伝説的ロックバンドのCurrent 93、そして今個人的な興奮を喚起するのは四曲目を提供しているThe Camberwell Now、これはThis Heatを解散した後に、神テクと称されるドラマーCharles Haywardが1982年に組んだバンド、五曲目はStockhausen先生のもとで電子音楽を勉強し、後にLa Monte YoungやTerry Rileyといったミニマルを作り上げた人たちと仕事をした作曲家兼トランペッターのJon Hassell、そして七曲目、奇跡的な録音(ではないんですか?結構あるのかもしれんが)、1911年に録音されたClaude Debussyの作品がなんと本人による演奏でお届け、病気か、続く八曲目、各地で録音されたsub rosaアーカイブにある音源をミックスしたものらしい、第一部はベルギー中部のルーヴァンの修道院とアルデンヌの森林で録音された音源、第二部はトルコで録音された音源(詳細は不明)、第三部はチベットとネパールで録音されたもの、それぞれの地の荘厳な音源を提供しています、そしてラストはBurroughsの肉声で締めくくられます(カンザス大学図書館提供)、ごった煮状態で、すごいふり幅のある楽曲群ですが、勉強になります、ここにあるのは素人には触れられない神話であるのは間違いない、それは単なるメニアックな趣味といえばそれまでだが、多くの肥溜め音楽で耳を腐らせた人間には素晴らしき糞ぶりで耳を包み込んでくれます、クオリティ高っ、入門編としていいのかわからんが、十分歴史に触れることができるsub rosaの素晴らしさが伝わるコンピといえるでしょう、あくまでこれはシリーズ二作目ですが