John Hudak : Pond
ARTIST / John Hudak
TITLE / Pond
LABEL / meme
DATE / 1998
TITLE / Pond
LABEL / meme
DATE / 1998
「池の底に あのバスを 見し夢をみし」という俳句がそえられた、Hudakさんを初体験。80年代からこの盤まで多くのカセットをリリースしていたそうですが、なぜこれほどHudakさんの名前が頭にあるかというと、どうもspekkやらなんやらと執拗に日本のレーベルと縁が深くて以上に紹介されるからではないかという気がしてくる。こんなもんが広く一般に受けるわけがないではないか。そもそもこれは曲とかメロディとかいった問題ではなく、音の問題であって、しかもかなりの高周波ですから、もはや音のよしあしもどうでもいい気さえしてくる。Hudakさんの知名度は恐らく日本で一番高いのではなかろうかという疑問は、まさしくこの盤に由来すると考えてもよいだろう。まさしく佐々木マジック。とはいえキャリアもそこそこ長くて、リスニングに純化したものとしては質が高いので、なくてもいいがあってもいいのかもしれない。それこそ羽虫のような音に聞こえるので、日本の夏夜にはさぞ素敵に響くでしょう。memeのコンピ000に続くカタログナンバー001という所から、いかにHudakがmemeにとって目玉だったかわかる。まあ締め切りに間に合っただけかもしれませんが。全1曲60分強ひたすら高周波のごり押し、究極にミニマル。冬は身体が冷える。