The Frogs : S/T
ARTIST / The Frogs
TITLE / S/T
LABEL / moikai
DATE / 1988/1999
TITLE / S/T
LABEL / moikai
DATE / 1988/1999
moikaiの三番目のリリース、前二作(二番目は参考、傑作の一番目はまもなくアップ)はいたって電子よりのものですが、ここに来て、ドラスティックにその趣味性の吐露を変化させてきました、二人組みによる曲書きによる時代的なポップスでしょうか、何故だろう何故かしら、ライナーにはただただAlbini様がいかにこのバンドが素敵であるかという賞賛の言葉が綴られています、注意して欲しいのは、O'RourkeよりもさらにAlbiniサウンドからの距離があることですが、それはさておき、聴いた感想としては僕にはこの良さを看破することはできない、正確には積極的に斬新さを見出すことができないという、いわゆるよくできた歌ものということになる、Albiniのように作り手の立場からこのバンドの誰よりも早い過剰なアイディアを見抜くこともできない、事実かどうかは知らないが、ほとんど一発録されたという「歌謡曲」、まさに「歌謡曲」、Albiniいわく、かれらのアイディアも主題も脱線も、詩の視座も説明される必要はない、ということなのでもはやそれまでなのです、そしてAlbiniが要約するには、「The Frogsが<単純><浅い><創意に欠ける>と誰もがすぐに思ってしまう、だがそんな奴は肥えた肉塊から出る糞を知らないんだ」、とりあえず西に持ち帰ります