V.A : Floating Foundation Vol. 2
ARTIST / V.A
TITLE / Floating Foundation Vol. 2
LABEL / sub rosa
DATE / 2002
TITLE / Floating Foundation Vol. 2
LABEL / sub rosa
DATE / 2002
SeefeelのメンバMark Cliffordの変名であり、warpを中心に活躍し、AutechreがキュレートしたATPにも参加しているDisjecta、EnoのレーベルObscureにも作品を残し、現在では電子の巨匠として活躍するDavid Toop、こちらも膨大な作品をリリースし、sub rosaのコンピには鬱陶しいほど参加している兄貴Scanner、ダブリン出身でFalltなどからリリースするHardSleeper、トリを飾るのは70年代中葉から90年代初頭まで、初期映像インスタレーションやパフォーマンスから素材をとってテープレコーダにより作品を制作していたCarl Michael Von Hausswolff、以上のような五組が参加した、さてこのコンピのコンセプトであるが、大震災によって壊滅的影響を受けたなか、崩れずに残った建築物の一つ、Frank Lloyd Wrightによる帝国ホテル、何故このホテルが倒壊しなかったのかという質問にたしてWrightは'Floating Foundation'と答えたらしい、「流動的な基盤」ということか、それは自然の本質であり、その原理を音楽に当てはめようとしたのがコンセプトらしい、泥に突き刺さった細いコンクリートのピンが不定に建築物を?いでいる、そのイメージをD-Gのリゾームと?げている、音楽文化の展開はしばしば樹木の伸長に比される、竹の根が水平に伸び、舗装された道の下へと進んでいく、そして予期せずに堅さを突き破る、David Toopは音楽の本質をその曖昧であるが確かに根を下ろし、そして突然張り裂けるものである論じる、小難しいことはさておき、非常にsub rosaらしいメンバによる電子の会合は理論的枠組みの達成はともかく、常にスリリングですよ