Belle And Sebastian : Tigermilk
ARTIST / Belle And Sebastian
TITLE / Tigermilk
LABEL / electric hooney / jeepster
DATE / 1996/1999
TITLE / Tigermilk
LABEL / electric hooney / jeepster
DATE / 1996/1999
2046。myspace。過去盤レビュー。僕たちがまだまだCD屋で数時間はだらだらと見て廻ることができた時代、インディといえば、ベルセバであった。そう、代名詞。もはやどのポップでもベルセバの名前が言及されていた。最後まで、どういう音像が変わらないまま、とにかくグラスゴー界隈で、そしてベルセバ!な時代があった。そんなBell & Sebastianによる1st。演者はChris Geddes、Isobel Campbell、Richard Colburn、Stevie Jackson、Stuart David、Stuart Murdoch。今でも多分解散せずにやってるんじゃないかな。正直、当時は待望のリイシューとかで騒がれていて、それがおそらく1999年で、そのときに聴いたときは、もはや僕にはぱっとしなくて、地味な感じにしかとらえられなかった。今聴くと、おっと思うことがある。逆のことが多い中で、個人的には珍しい盤である。単純に完成度が高い。大学の授業か何かの一環で作られて、1000枚のレコードが作られたが、有名になり、リイシューされるまでに、べらぼうなプレミアが付いたという話がよく言及される挿話です。それぐらいにヒロイックなものを背負ってがんばっていたというわけだ。ポップスに力があることの証明、その「甘酸っぱい」「ドリーミー」という音には、「魔法のような」「不思議な力」がある。僕もそう思い始めている。あんなに、興味がなかったベルセバが輝いている。どういう心境の変化だろう。自分でも驚く。こんなにいい盤だったんだね。それ以降の2nd、3rdあたりも有名だけど、とりあえず当面買う予定がないので、時代を映したという意味で、名盤認定しておこう。いやあ驚いた。精神的な変化が訪れているのかしら。