The Sea And Cake : One Bedroom
ARTIST / The Sea And Cake
TITLE / One Bedroom
LABEL / thrill jockey
DATE / 2003
TITLE / One Bedroom
LABEL / thrill jockey
DATE / 2003
2396。以前紹介した盤"Oui"。6枚目。M1から最高に軽快で生かしたイントロを流して、完璧なタイミングでボーカルをぶち込んでくるThe Sea And Cakeになんの手抜かりもない。今回だって最高だ。そうこの10年以上も前の盤がいまだに胸を打つほど僕のなかの音楽は進化をやめてしまった。The Sea And CakeはSSWのSam Prekopを中心とする
ユニット。周りを固めるのはArcher Prewitt、Eric Claridge、そして影の支配者John McEntire。サウンドメイキングが最高だ。通常とは逆のやり方、つまりボーカルを先にとって、それに合わせて音を作りこんでいったという謎の構築の仕方にわれわれは脱帽せざるを得ない。かっこいい音だ。当時、キチンと彼らを追いかけていたにも関わらず、本作を手に取らなかった判断は謎めいている。確かにテクスチャは"Qui"似ている。だからと言って、放置しておくにはもったいないではないか。ただ、当時はもうほかのシーンなりに目移りしていたのかもしれない。10年という日々の欠落が、本作を当時の興奮へと僕を引き戻してくれたのかもしれない。M3におけるダンサブルなビートの導入なども最高だし、ボートラを除けばラストを飾ることになるM10でDavid Bowieをカバーしちゃうところもかっこよさがある。どこまでもセクシーなPrekopのボーカルが完璧に生かされている。素晴らしい仕上がりといえるでしょう。その後Wilcoに合流するピアニストMikael Jorgensenも参加する表題曲のM6など聴きどころは多い。最高に気分だ。日本盤では2曲のボートラ付き。傑作でしょう。
ユニット。周りを固めるのはArcher Prewitt、Eric Claridge、そして影の支配者John McEntire。サウンドメイキングが最高だ。通常とは逆のやり方、つまりボーカルを先にとって、それに合わせて音を作りこんでいったという謎の構築の仕方にわれわれは脱帽せざるを得ない。かっこいい音だ。当時、キチンと彼らを追いかけていたにも関わらず、本作を手に取らなかった判断は謎めいている。確かにテクスチャは"Qui"似ている。だからと言って、放置しておくにはもったいないではないか。ただ、当時はもうほかのシーンなりに目移りしていたのかもしれない。10年という日々の欠落が、本作を当時の興奮へと僕を引き戻してくれたのかもしれない。M3におけるダンサブルなビートの導入なども最高だし、ボートラを除けばラストを飾ることになるM10でDavid Bowieをカバーしちゃうところもかっこよさがある。どこまでもセクシーなPrekopのボーカルが完璧に生かされている。素晴らしい仕上がりといえるでしょう。その後Wilcoに合流するピアニストMikael Jorgensenも参加する表題曲のM6など聴きどころは多い。最高に気分だ。日本盤では2曲のボートラ付き。傑作でしょう。