Bastro : Antlers - Live 1991
ARTIST / Bastro
TITLE / Antlers
LABEL / blue chopsticks
DATE / 2005
TITLE / Antlers
LABEL / blue chopsticks
DATE / 2005
2324。"Diablo Guapo"。本作のクレジットには、前2作で中心だったClark Johnsonの名前はない。その代わりに加入しているのがBundy K. Brown(ベース)。残りのメンバーはもちろん、David Grubbs(ギター)、John McEntire(ドラム)。こんな3ピースバンドに仕上がりましたーという具合っぷりが以上です。バンドは程なくして解散し、ご存知のとおり、Gastr Del SolとTortoiseへと結実するわけですけれども、その前夜祭にぶっちぎりにかっこいいライブをやっていたという次第です。インストです。ボーカルはありません。全ての曲をGrubbsとBrownが手がけています。曲も、当時のジャンク、ハードコアバンドとは思えないほど長尺となります。演奏にも磨きがかかっています。インナースリーブで、3人それぞれがコメントを寄せていますが、Grubbsによると、この頃ののライブ演奏の楽曲がGastr Del Solの元ネタになっているという。もう少し、勝気で、ソリッドな演奏になって居ますが、フレージングを意識すると、なるほどと思わないこともありません。バンド自体の推移は、Clarkの進学によるメンバー後退、そしてGrubbsの大学院進学による解散と、どうしようもないインテリ若者バンドな分けですが、やってることがとがりすぎているので、やはり才能というのはあるのだろうなと思います。その後の活動っていうのは、皆さんご存知のとおりでしょう(といっても、今現在もなお、キッズに通用する話かどうかはしりませんが)。来年2016年にはTortoiseも新譜を出すわけですから!。音それぞれの意識が高いとは、ライブ音源なので不問としましょう。それよりも楽曲のアイディアを堪能し、それ以上に、学生ハードコアバンドが最終的に行き着いた場所に圧倒されましょう。鼻血覚悟で。クイックタイムで再生すれば、ドイツとオランダでのライブ映像も見られます。貴重です。こういう音源は大切にアーカイブされていくことが大切です。ジャケのカレッジ感も含めて名作。