Wes Montgomery : Full House
ARTIST / Wes Montgomery
TITLE / Full House
LABEL / riverside
DATE / 1962
TITLE / Full House
LABEL / riverside
DATE / 1962
2285。Lサイドによるレビューはこちら。以前紹介した盤"The Incredible Jazz Guitar"。驚愕の1stリーダー作から、2年。実はこちらのが有名なのかもと思い至りました。好みなのかな。本作は、7枚目のリーダー作にして初のライブ盤ということでも重要です。ライブ盤かよっていうね。確かに拍手とか入ってるけども、なんという自信に満ちたパフォーマンス。メンバーはWynton Kelly(ピアノ)、Johnny Griffin(テナー)、Paul Chambers(ベース)、Jimmy Cobb(ドラム) という布陣。スタンダードなWes作曲によるタイトル曲からして、スイング感がすごい。テナーの音色も負けていない。まったくたるくない。タイトルのFull Houseとは、2枚のエースに、3枚のキング、そして満員御礼のクラブハウスと、ダブルミーニングになっているという。おしゃれです。そして、ギターがええ音や。なんという音をならすんや。そんなM2である。そして当時、マイスルバンドで磐石なリズムセクションを担っていた3枚のキングであるkelly、Chambers、Cobbが抜群に支えている。彼らがならす下地は、どんなにWesさんが疾走してもなんら崩れやしないという。ギターソロが糞ミソにかっこよい、というか、ジャズでなくても参考にしてはいかがかしらんという提案したくなるようなシティ感がすごいです。素敵。そんなM3。そのほかに、捨てられない曲たちである。全体的にラテンフレイバーをまぶしてはいるが、そんな異国情緒なんてふっとばした上で最高の1枚に仕上がっている。趣味趣向とかではないのだ。ギターが好きなら聴くしかない。名盤ですね。