Sonic Youth : Goo Demo
ARTIST / Sonic Youth
TITLE / Goo Demo
LABEL / sonic death
DATE / 1991
TITLE / Goo Demo
LABEL / sonic death
DATE / 1991
[42-71]。タイトルが示すように、ただのジャケ違いの盤だろうなぁと思ってコレクト魂のみをてからせて買ってみたんだけど、曲数も曲のタイトルも、並びも違うっていう罠。発売も"Goo"がリリースされて1年後になっています。レーベルはSonic Youthの個人レーベル。どうも、公式ブートレグとして冊子とセットで発売されたものらしいです。多分、2005年とかに出たデラックス・エディションには本作の音源も突っ込まれていることでしょう。てか、冊子が付いているとは知らず、盤だけ中古で手に入れてしまったという痛恨の極み。資料的価値としては、ぐっと落ちるなぁ。まあ聴ければよいか。公式サイトによると、8トラックで構成された海賊盤が出回ったことを受けて、それよりもグレードの高い12曲入りで公式ブートレグを出したという経緯があるようです。で、本編"Goo"のレビューでのたまっているように、僕はメジャーデビュー後のSonic Youthは落ち着くまであまり好きではないのです。"Goo"についていえば、抜ける瞬間もあるものの、ミックスがダサいという印象を受けていました。で、このデモでは本編からこぼれたであろう曲も含めて、結構ゴリゴリとやりたいことをやっている印象を受けて、らしい響きかたをしているように感じます。できんじゃん、という。これが、ただのアウトテイクに過ぎないのか、それとも、メジャーであることへの気配りから排除した曲たちなのかは知りませんが、聴いて損は無い出来でしょう。ギターも素直に歪んでいるし。構成も素直に歪んでいる。響き方がSonic Youthらしい出力の仕方をしていると思う。かぶっている曲たちのミックスがどの程度違うのか、聴き比べるのがめんどくさいのでしませんが、対して気にもならない。コレコレ!メジャーもこれで勝負すればよかったのにぃ!と、マーケット戦略も知らぬ僕が言ってるわけです。やっぱり、Sonic Youthってのはかっけーバンドなんだなぁと。あー気持ちよい。本編では2分強しかないのに、8分以上に引き伸ばされた挙句、だみ声シャウトでアバンに攻めるM10はちょっといただけないけどね。で、このジャケの元ネタが分かる人は、早めに教えてね。多分geffenの創設者でアートコレクターでも知られるDavid Geffen家族の肖像だと思うんだけど。