Q And Not U : Different Damage
ARTIST / Q And Not U
TITLE / Different Damage
LABEL / dishcord
DATE / 2002
TITLE / Different Damage
LABEL / dishcord
DATE / 2002
[45-71]。myspace。2nd。ちょっと前までは新進気鋭のdischordの看板バンドでしたが、2005年に解散していたようです。残念です。ごりごりと展開するdischord流ではなく、選抜された音たちを落ち着いてならしている。それでも過不足はない。ボーカルもさわやかで、音楽もさわやかだ。3ピース。メンバーはJohn Davis(ドラム、ボーカル)、
Harris Klahr(ギター、ボーカル、シンセ)、Chistopher Richards(ギター、ベース、ボーカル、シンセ)。もともとはベーシストがもう1人いたらしい。プロデと録音はDon ZientaraとIan Mackaye。いつものように適切にバンドの音を出力している。というか、Ianはこのバンドに21世紀後のdischordを託したといっても良いのではないでしょうか。この軽やかさと、音圧の勢いに頼らないFugazi流の魂であり、筋肉であり、骨であり、ハードコアであった。Pinbackほど華美ではない、Peleほど清廉ではない、その絶妙な中間地点において(俺は正しく星図を描けているかはわからない)、Q And Not Uは当時プッシュされるに値する洗練を獲得していたように思う。かっけー。音はここまで抜き去っても、そして限りなくロウで録音していたとしても、ここまで充実した音場を提示できるという証左だろう。こんなにも冷静に、パンクが、ハードコアができるんだということ。僕たちは、本当に乾いたアティチュードを所有してるはずなんだ。。からからで、感傷もない。冷静で、でもいっつも怒っていて、批判していて、呼びかけていて。でもそれらはなんてことはない大きな感情によって簡単に覆われてしまう。そちらへと違和感なく流れて行く。それで良い、という首肯さえ、だれもしない。思考停止である。湿りきった時代である。そんななかに、短い期間であったが、ハードコアのド本流のなかでこのバンドは、適切にやってのけた。もし自分たちで、音楽をやってみようと思うなら、是非聴いてもらいたいのであった。dischordに新時代を準備したバンドの比較的有名な盤ということで、小規模な運動であったとしても、一応傑作に押しておく。かっけーから聴いとけ。
Harris Klahr(ギター、ボーカル、シンセ)、Chistopher Richards(ギター、ベース、ボーカル、シンセ)。もともとはベーシストがもう1人いたらしい。プロデと録音はDon ZientaraとIan Mackaye。いつものように適切にバンドの音を出力している。というか、Ianはこのバンドに21世紀後のdischordを託したといっても良いのではないでしょうか。この軽やかさと、音圧の勢いに頼らないFugazi流の魂であり、筋肉であり、骨であり、ハードコアであった。Pinbackほど華美ではない、Peleほど清廉ではない、その絶妙な中間地点において(俺は正しく星図を描けているかはわからない)、Q And Not Uは当時プッシュされるに値する洗練を獲得していたように思う。かっけー。音はここまで抜き去っても、そして限りなくロウで録音していたとしても、ここまで充実した音場を提示できるという証左だろう。こんなにも冷静に、パンクが、ハードコアができるんだということ。僕たちは、本当に乾いたアティチュードを所有してるはずなんだ。。からからで、感傷もない。冷静で、でもいっつも怒っていて、批判していて、呼びかけていて。でもそれらはなんてことはない大きな感情によって簡単に覆われてしまう。そちらへと違和感なく流れて行く。それで良い、という首肯さえ、だれもしない。思考停止である。湿りきった時代である。そんななかに、短い期間であったが、ハードコアのド本流のなかでこのバンドは、適切にやってのけた。もし自分たちで、音楽をやってみようと思うなら、是非聴いてもらいたいのであった。dischordに新時代を準備したバンドの比較的有名な盤ということで、小規模な運動であったとしても、一応傑作に押しておく。かっけーから聴いとけ。