DJ Shadow : Endtroducing.....
ARTIST / DJ Shadow
TITLE / Endtroducing.....
LABEL / mo wax
DATE / 1996
TITLE / Endtroducing.....
LABEL / mo wax
DATE / 1996
1663。いわゆる名盤。誉れ高き印象を与えるジャケ。1stにしてこれほどのヒロイックさを獲得しているというのは、市場での露出の高さを意味している。ヒップホップ名盤探訪です。DJ ShadowことJoshua Paul Davisさんの本作がリリースされて、まずまず経ちますけれども、本作が当時のシーンにどれだけのインパクトがあったのかわかりません。その辺に転がっている知識のひとつとして、本作で鳴っている音のすべて(ほぼすべて)がサンプリングに由来するという事実があります。ということは、リズムパートまでも剽窃してきている、ということなのでしょう。それまでの音楽の総体がまったき新しさとして構築されたのが本作の見所となります。本作はいわゆるヒップホップに突っ込まれるわけですが、明確なライムがあるわけではありません。ヒップホップの根幹とは、ブレイクビーツというトラックの鳴らし方なのであることは言うまでもありませんから、本作がヒップホップであることにはジャンルの成立史的になんら不満はないでしょう。(と、かなりぼーとした頭で逆厳密に書いてみる)。純然たるブレイクビーツ。この意味の大きさを、僕はすっと把握できませんが、とりあえず、こいつが膨大なヴァイナルを所有し、それをキメラ化したということは事実だと思います。つまり、影の努力を知れ、ということ...だけではない。おそらくこのキメラ、見事なバランス感覚で体躯をなしている。個人的に言えば、音のざらつき具合があまり好きくないのだが(ややイルビエント的曇りを感じる)、まあそれでもたくさんの人たちに感銘を与えるには十全の資格を持っていたのではないでしょうかしら。もっとざらつきと突き抜けた背景を。そうすれば僕もたくさん聴いたろう。一応2枚組のデラックスエディションも出てるし、まあ名盤。