光田康典 : Xenogears Original Soundtrack
ARTIST / 光田康典
TITLE / Xenogears Original Soundtrack
LABEL / 1998 / 2005
DATE / digicube / square enix
TITLE / Xenogears Original Soundtrack
LABEL / 1998 / 2005
DATE / digicube / square enix
1652。以前紹介した盤"Chrono Trigger Orchestra Extra Soundtrack "。日本のゲーム音楽業界にいるブシを持った天才と思われる。クロトリがデビュー作というのだから。1995年にスクウェアに入社し、1998年にはフリーになってしまったので、シリーズとして参加したゲームが少なく、またメジャータイトルも初期に集中するので、なかなか一般に日の目を見ないのが実情なのかもしれない。なぜならば、ゲーム音楽の受容は、サントラの流通よりも、ゲームそれ自体の流通が重要だから。それゆえに、彼の評価もある種の偏りを見せるは仕方のないことかもしれない。そして光田といえば、クロノシリーズが至上なわけだが、『ゼノギアス』がその流れにあたるのは言うまでもない。本来ならば『クロノトリガー2』を開発するはずだったチームが製作したのが『ゼノギアス』であることはよく知られている。それゆえに光田が本作を手がけたのも自然な流れだといえる。そして1998年に発表された『ゼノギアス』は光田がスクウェアの専業作家として音楽を手がけた最後の作品となった。エキゾチックなものへの憧れ、そして擬似とはいえオーケストレーションをうまく使いこなす光田の作曲能力は、ハードをPSに移すことによって獲得された音源のヴァージョンアップ(個人的にはゲーム音楽がそのモダニズムを発揮するのはSFCまでだと考えるが)にも見事に対応している。相変わらず、音色は多くも浅薄なPSの音だがそれはそれとして作曲能力の高さがそれをカバーしているといえるだろう。ゲーム自体を未プレイということで、思い出補正がまったく働かないところを勘案しても、素晴らしい出来だといえるだろう。光田ブシがしっかり出ていることはわかるし、非常に耳になじむ。世間的な評価も高い。ゲーム自体の評価も高いのでやってみたいところである。2枚組み。ちなみに翌年に発表されたPSソフト『クロノクロス』によって光田の天才性は頂点に達した。